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コーチとコンサルタントの違い

2017.05.13

これは度々ご質問されることで、色々な解釈がありますが、一般的に言われることに加え、私の解釈として書いてみますね。

コーチやコンサルタントをお雇いになる際の参考にして頂くといいかと思います。

コーチもコンサルタントもクライアントをサポートする存在に変わりませんが、その手法に違いがあります。

コンサルタントはいわゆる「先生」です。

経営、イメージなど○○コンサルタントと呼ばれる方は世の中に沢山おられます。

それぞれの分野での「解決法」を独自に持ち、それをクライアントに伝授します。

その方法でクライアントが各々の課題に取り組み、アドバイスを行います。

コーチは、「先生」ではありません

各々の得意な専門分野や対象はありますよ。

しかし、コーチ自身の方法を教え、基本その通りに行動してもらい、アドバイスをするという役割ではありません。

コーチは対話を通して、クライアントの目標達成をサポートします。

具体的な例で説明してみます。

例えば、経営分野のコーチとコンサルタントでいうと、、、

売上を上げるというクライアントの課題に対して、その課題をヒアリングするところまでは同じ。その後、、、

ノウハウを教え、その通りに行動してもらいアドバイスしていくのが「コンサルタント」

質問やフィードバックにより、クライアント本人が新しい気づきを得て、ご自身で行動を決めるように導くのが「コーチ」、です。

コーチは方法を教える人ではありません。

フィードバックはアドバイスではありません。

コーチングでは「相手の可能性を引き出す事」が肝心でそのためにクライアントの「自発性」が非常に大事、対話により自発性を促します。

そしてクライアントの目標達成のため、行動が起きるようにサポートします。

コーチが、コーチ自身が考える方法をクライアントに話す時は「提案」という形を取ります。

以上から、ざっくり言ってしまうと、答えが欲しければ、コンサルタント、自分で考えたかったら、コーチをお雇いになるといいのではと思います。

自分で決めて行動していくためのサポートをコーチがします。

コンサルタント兼コーチのような方も世の中にはいらっしゃいますが、そういう方は基本コンサルタント色が強い方が多く感じます。

コンサルタントとコーチと両方お雇いの方もいらっしゃいます、使い分けされていますね。

世の中には「コーチング」といっても沢山違う手法がありますし、コーチも色々います。

ちなみに、国際コーチ連盟の定めるコーチの倫理規定でのコーチングの定義は以下です。

コーチングは、クライアントの生活と仕事における可能性を最大限に発揮することを目指し、創造的で刺激的なプロセスを通じ、クライアントに行動を起こさせるクライアントとの提携関係を指します。

何やら難しく感じる方もおられるでしょー笑

コーチングにとって大事なことは、1.クライアント自身の可能性を最大限活かす事、2.傾聴・質問・承認・フィードバックのようなコーチング技術により、「創造的で刺激的」な対話を行うこと、3.対話によって、自発的に行動が起きること、です^^

この対話方法は日常のコミュニケーションにも活かすことができるので、それで人間関係をよくするためコーチングが使えるという事になって紹介されているのですね。

コーチとコンサルタント、カウンセラーの違いは講座でも説明しますが、よくある質問なのでこちらでも書いてみました。

個人的には、基本人と人の話だから「相性」もあると思います。

コーチング全然役に立たなかった!という方も、別のコーチのコーチング受けられるといいと思います。講座もしかりです。

コーチによってコーチング方法が全然違いますし、ご自身の「コーチング」や「コーチ」の定義の捉え方により、違うものだからです。