感じて手放すために役立つ質問
コーチング3大スキルの1つが質問。感情の手放しコーチングでももちろん質問が機能します。質問は他者との対話だけでなく自己対話の際にもとても有効です。
感じて手放すために役立つ質問を順にあげてみます。
Q1. 今どんな感情を感じている?
課題や悩み事を抱えている時、何だかモヤモヤする時にまず聞いてみる。
ネガティブ感情の代表的なものをあげると、恥・罪悪感・無価値感・悲嘆・怖れ・執着・怒り・虚栄心。
だいたい複数の感情が絡み合っているのだけど、まずは1つだけでも感じてみる。
※感情が分からなかったり出てこない時、それは感じた感情を見つめるのに慣れていなかったり無意識で感情を認めたくない場合が多い。まずはそのネガティブ感情から手放す必要はある。
Q2. どんなことでその感情を感じている?
感情を感じ尽くすフェーズ。何か具体的な事象があれば、5W1Hを使って何にその感情を抱いているのか感じてみる。
怒りを感じている裏には怖れがあることはよくあることで、最初に思い浮かんだ感情の裏に別の感情が潜んでいないか感じてみる。
こんな感情もあるなぁ、あんな感情もあるなぁと大体複数出てくる。
※何かのせいでこうなったんだというような原因探しとは別、感情にフォーカスする。※5W1HとはWhen,Where,Who,Which,What,Howを使うオープンクエスチョン。
Q3. 本当はどうしたかったの?
感じ尽くして段々冷静になってくるのは手放れてきているサイン、本来の自分の願望を探ってみる。
それはきっと前向きで創造的で優しい、ただこの人と仲良くいられればいいとかこの仕事を通して誰かの役に立てればいいなど。
目先の些細な事ではなくもっと大きな視点に立ち、出てくる答えもシンプルになる。
※冷静になれていない場合この質問をするのはまだ早いので、ある程度感じ尽くしたら思考を働かせずにそれについて何も考えないで少し寝かせておく。
以上です。
大事な点は思考ではなく感情にフォーカスすること。
思考の元には感情があるので、根本的な解決のために大元を見つめます。
このプロセスは自身で行うのはもちろん、信頼関係のある方と行うのもいいです。
私は夫とお互いに何か感じる度に行っています。
コーチング・エトワールのベーシック手放しコーチングでは私が質問者でこのプロセスを行いますよ。