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感情マネジメント×習慣化で生産性を上げる働き方|職場で今日からできる

2026.01.20

この記事の要点

  • 生産性低下は「能力」より、感情の揺れ判断疲れが原因になりやすい
  • 感情マネジメントは“抑える”ではなく、状態を整え直す技術
  • 習慣化は意志力を節約し、整った状態を再現できる
  • 現場は「もし〜なら、こうする」で実装すると回り始める

1)生産性が落ちるのは、感情と判断が“見えないコスト”を生むから

忙しい職場ほど、作業量そのものよりも「頭の中の負荷」が増えます。
不安・焦り・イライラが強いと、注意が散り、判断が遅れ、コミュニケーションも摩耗しやすい。
さらに「返信する?後にする?」「どれから着手?」の判断が続くほど、重要だけど緊急ではない仕事(準備・整理・改善)が後回しになり、忙しさが増えるループに入りがちです。


2)感情マネジメントは“抑える”より“扱う”

感情をなくすことはできません。大切なのは、揺れたときに戻れること。
職場で現実的に使えるのは、次の3ステップです。

  • 気づく(サインを読む):呼吸が浅い/思考が早口/返信を急ぎたくなる
  • 名前をつける(言語化):「焦りが強い」「不安が出てる」「がっかりした」
  • 次の一手を小さく:長く吐く・水を飲む・返信は下書きだけ作る

“整える行動”が小さいほど、現場で継続できます。


3)習慣化で、整った状態を“再現”する

感情マネジメントと習慣化で生産性を上げる働き方の視覚ガイド

意志力に頼ると波が出ます。
そこで「もし〜なら、こうする」の型を先に決めます。

今日から使える4つの型

  1. 朝の立ち上げ(3分):PCを開いたら → 今日の最重要1つ(MIT)を書く
  2. 揺れたときの戻り方:焦ったら → 長く吐く+次の一手を1つだけ決める
  3. 集中の境界線:深い作業なら → 通知OFF+25分タイマー
  4. 終わりの整え(5分):未完了を3分類(今日中/明日最初/相談・依頼)

ミニ事例:1on1と“返信ルール”を整えたら、現場が静かに回り始めた

あるチームでは、チャットが常に飛び交い、メンバーが「いつ返信すべきか」に追われていました。
結果、集中が分断され、ミスや手戻りが増え、管理職も1on1で話を聞きながら“毎回その場しのぎ”になっていました。

そこで導入したのは、大きな改革ではなく2つの小さな型でした。

① 1on1で「状況」だけでなく「状態」を1分扱う

最初の1分だけ、次の問いを固定します。

  • 「今の負荷は10段階でいくつ?」
  • 「焦り・不安・イライラ、どれが一番近い?」
  • 「戻すために“次の一手を1つ”決めるなら?」

“感情を整理してから仕事に戻る”が習慣になると、本人の立て直しが早くなり、1on1が具体的な打ち手につながりやすくなります。

② チャットの期待値を揃える(判断疲れを減らす)

次のように「迷いを減らすルール」を決めました。

  • 返信は基本 1日2回(例:11:30/16:30)
  • 至急は件名に【至急】+期限を書く
  • それ以外は「即レス前提にしない」

すると「返信するか迷う時間」が減り、深い作業が戻ってきました。
同時に、管理職も“火消し”が減って、改善や育成に時間を使えるようになります。

ポイントは、個人の努力ではなくチームの型にすること。
型があると、感情が揺れても戻りやすく、仕事の再現性が上がります。


チームで揃えるチェックリスト

  • □ 朝:MIT(最重要1つ)を決めてから連絡系を開く
  • □ 焦りのサインが出たら「長く吐く→次の一手を1つ」
  • □ 返信は“まとめ時間”を決め、即レス前提にしない
  • □ 終業前5分:未完了を3分類して明日に渡す

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