50代のキャリア迷子から抜ける|合う働き方を小さく試す方法
50代になって、
「このまま今の仕事を続けていいのかな」
「もう少し自分に合う働き方がある気がする」
「でも、何をしたいのかと聞かれるとわからない」
そんなふうに、キャリア迷子になったように感じることがあります。
若い頃のように、ただ新しいことへ飛び込めばいいとも思えない。
仕事だけではなく、体力や健康、家族との時間、これからどんなふうに暮らしたいかも大切になってくるからです。
だから50代のキャリアを考えるときは、急いで「次の仕事」を決めるよりも、今の自分に合う働き方を、小さく試しながら見つけていくという方法があります。
今回は、50代でキャリアに迷ったときに、自分に合う働き方を見つけていくための考え方をお話しします。
50代でキャリア迷子になるのは、決められないからではない
長く働いてきた人ほど、
「今までできていたこと」
「人から求められてきたこと」
「自分が得意なこと」
をたくさん持っています。
その一方で、
「できるけれど、もう続けたくない」
「評価はされるけれど、少し疲れる」
「嫌いではないけれど、この先も同じ働き方をしたいわけではない」
という感覚が出てくることもあります。
ここで難しいのは、
できること=これからもやりたいこと
とは限らないことです。
さらに50代になると、仕事だけを切り離して考えることが難しくなってきます。
勤務時間はどうしたいのか。
人とどのくらい関わりたいのか。
収入はどのくらい必要なのか。
体力をどこに使いたいのか。
家族や自分の時間をどう持ちたいのか。
こうした条件が重なっているからこそ、「やりたい仕事は何?」だけを考えても、なかなか答えが出ないことがあります。
これは、優柔不断な性格の問題ではありません。
いくつもの条件を、一度整理して扱ったほうがいいテーマなのです。
まず「何をしたいか」より、今の働き方を整理する
キャリアに迷うと、
「本当にやりたいことを見つけなければ」
「次の仕事を決めなければ」
と、すぐ未来へ答えを探しに行きたくなることがあります。
でも、その前に見ておきたいのが、今の働き方です。
たとえば、
・今の仕事で、意外と好きなこと
・もう減らしたいこと
・できるけれど、消耗すること
・これからも残したいこと
・本当は誰かに任せたいこと
・働くうえで、これだけは守りたいこと
こうして分けてみると、「仕事そのものが嫌なのか」「働き方が合わなくなっているのか」が少しずつ見えてきます。
エトワールのセッションでも、いきなり「では次に何をしますか?」とは考えません。
まず、今の仕事、体の状態、生活、人との関わり方などを一緒に見ながら、
何が負担になっていて、何は残したいのか。
これからの自分にとって、何を大切にしたいのか。
を整理するところから始めています。
キャリアだけを見るのではなく、その人の暮らし全体の中で働き方を考えることで、選択肢が見えやすくなることがあります。
自分に合う働き方は「考える」だけでなく、小さく試してみる
ある程度整理できたら、次はすぐに大きな決断をするのではなく、小さく試してみます。
たとえば、
「人と関わる仕事がしんどい」と思っているなら、すべての人間関係が嫌なのかもしれませんし、大人数で長時間関わることだけが負担なのかもしれません。
「今の仕事を辞めたい」と感じていても、仕事内容ではなく、勤務時間や責任の重さを変えると楽になることもあります。
そこで、

・人と関わる時間を少し減らしてみる
・得意だけれど疲れる仕事をひとつ手放してみる
・興味のある分野を単発で学んでみる
・小さな仕事として一度やってみる
・勤務時間や仕事量について相談してみる
・これまでとは違う役割を引き受けてみる
など、小さな実験をしてみます。
大切なのは、最初から「これを一生続けられるか」と判断しないことです。
まず、
「やってみたら、私はどう感じるだろう」
くらいでいいのです。
試したあとは、「できたか」より自分の反応を見る
小さく試したあとに見たいのは、成功したか失敗したかだけではありません。
たとえば、
思っていたより気持ちが楽だった。
面白かったけれど、毎日はやりたくない。
人と話すことは好きだけれど、人数が多いと疲れる。
仕事自体は好きだけれど、時間に追われるのが苦しい。
収入は少し下がっても、このペースなら続けられそう。
こうした反応には、自分に合う働き方を考えるヒントがあります。
頭では「これがいいはず」と思っていても、実際にやってみると違うこともあります。
逆に、最初はあまり期待していなかったことが、自分には意外と合っていることもあります。
だから、キャリアを考えるときには、知識として「自分に向いている仕事」を知るだけではなく、実際の生活の中で試し、自分がどう反応するかを見ることも大切です。
一度で「正解の働き方」を決めなくていい
50代になると、
「もう失敗している時間はない」
「次こそ正しい選択をしなければ」
と思うことがあるかもしれません。
けれど、最初から正解を決めようとすると、かえって動きにくくなります。
働き方は、
試す。
感じる。
少し調整する。
もう一度試す。
そんなふうに作っていくこともできます。
一人で考えていると、
「やっぱり今のままでいいのかな」
「私が我慢すれば済むことかもしれない」
「新しいことを始めるなんて現実的ではない」
と、いつもの考え方へ戻りやすいこともあります。
そんなときは、自分の中だけで答えを出そうとせず、安心して整理できる場を持つこともひとつの方法です。
エトワールでは、無理に大胆な決断をしたり、強くなったりすることを目指しているわけではありません。
今の仕事、心や体の状態、暮らし、人間関係なども含めながら、その人にとって無理なく続けられる形を一緒に探していきます。
50代のキャリアは「何になるか」だけではなく「どう働くか」
これからのキャリアを考えるとき、
「何の仕事をするか」
ももちろん大切です。
でも同じくらい、
「どんなペースなら心地よいか」
「どのくらい人と関わりたいか」
「何に時間を使いたいか」
「どんな責任なら無理なく持てるか」
「仕事以外の時間をどう過ごしたいか」
も大切になってきます。
50代のキャリア迷子から抜けるために、必ずしも大きな答えを出す必要はありません。
まずは、
今の働き方の何が合っていて、何がもう合わなくなっているのか。
そこを整理してみてください。
そして気になる方向が見えてきたら、いきなり人生を変えるのではなく、小さく試してみる。
その反応を見ながら、また整えていく。
そんなふうに、自分に合う働き方は少しずつ作っていくことができます。
おわりに
50代になり、
「これからの働き方を考えたいけれど、何から考えたらいいかわからない」
「今の仕事を続けるか、変えるか迷っている」
「仕事だけではなく、これからの暮らし全体を一度整理したい」
と感じているなら、一人で答えを急いで出さなくても大丈夫です。
コーチング・エトワールでは、50歳前後の女性が、自分を削らずに心・体・生き方を整え直すためのサポートを行っています。
今の働き方や生活を整理しながら、「これから何を増やし、何を減らし、どんな形なら自分らしく続けられるのか」を一緒に考えていきます。
必要な方には、まず30分の無料相談で今のお話を伺っています。

> 



