回復を後回しにする人の頭の中|不安を増やさない整え方
「休まなきゃ」と思っているのに、なぜか休めない。
休む時間ができた途端、そわそわして、スマホを触ってしまう。
そして結局、回復が後回しになって「またできなかった…」と自分を責めてしまう。
まず伝えたいのはこれです。
回復を後回しにする人がそうなるのは、意志が弱いからではありません。
多くの場合、頭の中が“警戒モード”のままになっているだけ。
特に40代後半〜は、仕事・家・人間関係・体調の波が重なりやすい時期。
そのため「頑張ればなんとかなる」で回してきた人ほど、回復の優先順位を上げようとすると、逆に不安が出やすくなります。
そこで今日は、回復を“頑張る目標”にしないで、不安を増やさない整え方をまとめました。やさしく言葉にしていきますね。
こんな人へ
40代後半〜で、毎日は回っているのに自分の回復がいつも最後になってしまう方へ。
また、休もうとすると罪悪感や焦りが出て、落ち着かなくなることがある方。
さらに「整ってから休む」「全部片付けてから休む」と考えがちな方。
そして、情報や予定に追われて頭がずっとONのままになりやすい方にも。
最後に、回復を“ちゃんとやる”より、ラクに整えて戻りたい方に届けます。
今日持ち帰れること
まず、回復を後回しにするときに頭の中で起きていること(警戒モード)が分かります。
次に、「回復しなきゃ」が不安を増やしてしまう流れを整理できます。
そして最後に、今日からできる整え方として「刺激を1個だけ減らす」を試せます。
回復を後回しにする人の頭の中は「警戒モード」
回復を後回しにするとき、私たちはつい「自分がだらしない」「怠けてる」と考えてしまいがちです。
しかし実際は、体が休めないというより、頭が休ませてくれない状態になっています。
たとえば、こんな感覚はありませんか?
・休むと、遅れを取り戻せない気がする
・休むと、不安が増える気がする
・止まったら、何か大事なものを落としそうな気がする
つまり、頭が「まだ安全じゃない」「まだ終わってない」と判断している状態です。
それ自体は、真面目さや責任感の強さの裏返しでもあります。
一方で、その力が強いほど“警戒”も強くなり、回復が後回しになりやすいのです。
「回復しなきゃ」が不安を増やす流れ
不安が増えるときは、だいたい次の流れが起きています。
1)疲れを感じる
2)「休まなきゃ」と思う
3)同時に「今休むと遅れる」「先に片付けなきゃ」が出る
4)落ち着かない → 情報を見に行く/考え続ける/予定を詰め直す
5)刺激が増える → さらに休めない
ここで押さえたいポイントは、回復のために“足す”ほど刺激が増えやすいこと。
たとえば、整えるための情報を探したり、ルーティンを増やしたりすると、頭はさらにONになりやすい。
その結果、「回復のために頑張っているのに回復しない」という状態が起こります。
だからこそ結論はシンプルです。
回復を頑張るより、まずは不安を増やさない。
不安を増やさない整え方:3つのコツ

1)回復を「目標」にしない(合言葉は“増やさない”)
「回復しなきゃ」と思った瞬間に、心が締まる人は多いです。
それなら、目標を少し言い換えてみましょう。
回復する → 不安を増やさない
こう言い換えるだけで、心への圧がふっと抜けることがあります。
なお、回復は“達成”ではなく、“戻る”もの。ここを思い出すのも大切です。
2)刺激を1個だけ減らす(増やさないための最短ルート)
整えるために何かを足す前に、刺激をひとつだけ減らします。
言い換えると、「頑張る回復」を始める前に、“減らす回復”を先にするイメージです。
たとえば、刺激を減らす方法はいくつかあります。
まずは通知を切る(10分だけでも)だけで十分です。
次に、スマホを伏せる/別の部屋に置くのも効果的。
また、ニュースやSNSを閉じるのも“警戒モード”を弱める助けになります。
そして、ToDoを増やさず「今日はここまで」と線を引くのも、回復を入りやすくします。
ポイントは、大きく変えないこと。
まずは1個だけにすると、真面目な人ほど続けやすくなります。
3)体に「いま安全」を教える(吐く息を長く)
頭が警戒しているとき、言葉で説得しても落ち着かないことがあります。
そこで役立つのが、体に“いま安全”を伝えるアプローチです。
たとえば、次のどれか1つで十分。
・吐く息を、吸う息より長くする(3回)
・肩を1回落とす
・温かい飲み物を一口
このように、体が先に落ち着くと、頭の警戒も自然にゆるみやすくなります。
今日の小さな行動:刺激を1個減らして、吐く息を3回
ここまで読んで、「分かるけど、結局また後回しになる気がする」と思ったなら。
今日の提案は、ひとつだけです。
不安を増やす刺激を1個だけ減らして、吐く息を3回。
そして、それで終わり。
なぜなら回復は、頑張って作るものというより、“増やさない”を続けた先に、静かに戻ってくるものだからです。
「整い始めている」サイン
整い始めると、変化は意外と小さく現れます。
たとえば、休むことへの罪悪感が少し減る。
あるいは「今日はここまで」と線が引ける。
さらに、落ち着かないときに吐く息を思い出せる。
そして、回復が“イベント”ではなく日常に混ざり始めます。
もし一つでも当てはまるなら、もう十分に進んでいます。
だから、焦らなくて大丈夫。
もし一人で整え直すのが難しいときは
回復を後回しにしてしまう背景には、意志より先に責任感、感情、優先順位、人間関係のモヤモヤ、過去の頑張り方の癖…が絡んでいることが多いです。
たとえば、
「頭では分かるけど、いつも同じところで止まる」
「休み方そのものを変えたい」
そんな感覚が続くときもあります。
その場合は、コーチングで一緒に“警戒モードをほどく”ところから整えるのも一つの選択肢です。
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回復は、あなたを甘やかすためのものじゃなくて、あなたを守るためのもの。
だからこそ、まずは今日。刺激をひとつ減らすところから、一緒に整えていきましょう。

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