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目標達成できないときに見直したい「感情の手放し」|学びを成果につなげる3つの整理

2024.04.11

頑張っているのに、なかなか目標を達成できない。

本を読んだり、講座を受けたり、必要な知識は増えているのに、思うように行動につながらない。

そんな状態が続くと、

「まだ努力が足りないのかな」

「もっと勉強しなければ」

「私には向いていないのかもしれない」

と、自分を責めたくなることがあります。

けれど、知識や努力が足りないことだけが、前に進めない理由とは限りません。

新しいことを始める怖さ。

失敗したくない気持ち。

今までのやり方を変えることへの抵抗。

思ったような結果が出なかったときの悔しさ。

こうした感情が、自分でも気づかないところで行動にブレーキをかけていることがあります。

ここでいう「感情の手放し」とは、ネガティブな感情をなくしたり、無理に前向きになったりすることではありません。

今、自分の中で何が起きているのかを整理し、その感情に行動を決めてもらわない状態へ整えていくことです。

今回は、目標達成できないと感じるときに見直したい感情と、学びを実際の成果につなげるための3つの整理についてお伝えします。

こんな人へ

学んでいるのに、なかなか行動に移せない方へ。

目標を決めても、途中で止まってしまうことが多い方へ。

「分かっているのにできない」と、自分を責めてしまう方へ。

新しい方法を知っても、結局いつものやり方へ戻ってしまう方へ。

これまで十分頑張ってきたからこそ、これからは力任せではなく、自分に合う形で前へ進みたい方に届けます。

今日持ち帰れること

まず、目標達成できないことを、すぐに「努力不足」や「性格の問題」にしなくてもよいと分かります。

次に、自分の行動を止めている感情や考え方を整理する方法が分かります。

そして最後に、学んだことを知識で終わらせず、日々の行動へつなげるための具体的な考え方が分かります。

目標達成できないとき、努力を増やす前に見たいこと

目標に向かって進めないとき、私たちはつい「何を足すか」を考えます。

もっと勉強する。

別の方法を探す。

新しい講座を受ける。

さらに細かい計画を立てる。

もちろん、必要な知識や方法を学ぶことは大切です。

けれど、すでに十分な知識を持っているのに行動できない場合は、情報を増やすだけでは状況が変わらないことがあります。

たとえば、

「発信した方がよい」と分かっているのに、投稿できない。

「人に任せた方がよい」と分かっているのに、全部自分で抱えてしまう。

「まず試してみればよい」と分かっているのに、準備ばかり続けてしまう。

「断ってもよい」と分かっているのに、結局引き受けてしまう。

こういうときは、「やり方を知らない」のではなく、やろうとした瞬間に何か別の反応が起きている可能性があります。

行動を止めているのは「感情」かもしれない

行動できない背景には、さまざまな感情があります。

たとえば、新しいことを始めようとすると、

「失敗したら恥ずかしい」

「誰かに批判されたら嫌だ」

「うまくできない自分を見たくない」

という怖さが出ることがあります。

今までのやり方を変えようとしたときには、

「ここまでやってきたことが間違いだったようで嫌だ」

「自分の方法を否定された気がする」

という抵抗が出るかもしれません。

一度うまくいかなかった経験があれば、

「また同じことになるのでは」

「期待して傷つきたくない」

と、動かないことで自分を守ろうとすることもあります。

これは、意志が弱いからとは限りません。

むしろ、それまでの経験の中で身につけた、自分を守るための反応である場合があります。

だからこそ、

「怖がらずにやろう」

「もっと素直になろう」

「考えずに行動しよう」

と自分を押しても、なかなか変わらないのです。

必要なのは、感情を否定することではなく、何に反応しているのかを一つずつ分けて見ることです。

「感情を手放す」とは、感情をなくすことではない

「感情を手放す」という言葉を聞くと、

怒らない。

怖がらない。

落ち込まない。

過去を気にしない。

そんな状態にならなければならないように感じるかもしれません。

けれど、人には感情があります。

目標が大切だからこそ、不安になることもあります。

挑戦したいからこそ、失敗が怖くなることもあります。

手放したいのは感情そのものではなく、感情があることで、自動的にいつもの行動を選んでしまう状態です。

怖さがあっても、小さく試してみる。

不安を感じても、必要な人に相談してみる。

悔しさがあっても、事実を見直して次の方法を考える。

「できないかもしれない」という気持ちがあっても、今日できることを一つ選ぶ。

感情を感じながらも、自分で次の行動を選べるようになる。

それが、このコラムでいう「感情の手放し」です。

開いたノートとティーカップ、花が置かれた静かな窓辺のテーブル

学びを成果につなげる3つの整理

1.「できていないこと」ではなく、事実を整理する

目標達成できないと感じると、

「何も進んでいない」

「いつも途中で失敗する」

「私は行動力がない」

と、自分全体を評価してしまうことがあります。

まずは評価を置いて、事実だけを確認してみます。

たとえば、

・何を目標にしていたのか
・どこまではできたのか
・どこで止まったのか
・その直前に何があったのか
・実際には何回試したのか
・何が続き、何が続かなかったのか

を分けて見てみます。

「続かなかった」と思っていたけれど、3か月は続いていた。

「何もできなかった」と思っていたけれど、準備までは終わっていた。

「行動力がない」のではなく、ある特定の場面になると止まっていた。

事実を整理すると、漠然とした「私はダメ」という感覚から、具体的に扱える問題へ変わります。

2.止まる直前に起きている感情を確認する

次に見たいのは、行動が止まる直前です。

たとえば、発信しようとすると手が止まる。

人に相談しようとすると、「もう少し自分で考えよう」と思う。

新しいやり方を試そうとすると、急に今までの方法の方がよく見える。

そんな瞬間には、どのような気持ちがあるでしょうか。

「間違えたくない」

「否定されたくない」

「失敗してがっかりしたくない」

「人に迷惑をかけたくない」

「できないと思われたくない」

感情が分かると、「なぜ私は行動できないのだろう」という大きな問いから、

「私は失敗そのものより、失敗した自分を人に見られることが怖いのかもしれない」

というように、扱うテーマが具体的になります。

エトワールのセッションでも、目標だけを見て「次は何をするか」を決めるのではなく、

・何を目指しているのか
・現在どこまで進んでいるのか
・どの場面で止まるのか
・そのとき、何を感じ、どう受け取っているのか
・いつもどんな行動を選んでいるのか

という順番で整理することがあります。

すぐに「もっと頑張れる自分」になろうとするのではなく、何が行動を止めているのかが分かると、その人に合う進み方を考えやすくなるからです。

3.学んだことを「次の一回」へ落とし込む

何かを学んだあと、

「これからは毎日やろう」

「全部変えよう」

「今度こそちゃんとやろう」

と考えると、変化が大きすぎて続きにくくなることがあります。

そこで、「これからどう生きるか」ではなく、次の一回に落とし込みます。

たとえば、

発信について学んだなら、次回の投稿で一つだけ試す。

人に任せることを学んだなら、今週一つだけお願いする。

コミュニケーションを学んだなら、次に同じ場面が来たときの一言を決めておく。

時間管理を学んだなら、明日の予定を一つ減らしてみる。

成果につながるのは、「知っている量」だけではありません。

学んだことが、実際の予定、言葉、行動の中に入ったときに、初めて日常が変わり始めます。

分かっているのに元へ戻ってしまう理由

一度、

「私は失敗が怖かったんだ」

「人からどう見られるかを気にしていたんだ」

と気づいても、それだけで行動パターンがすぐ変わるとは限りません。

実際の場面になると、

「今日はやめておこう」

「もう少し準備してからにしよう」

「今はタイミングが悪い」

と、以前と同じ選択をしたくなることがあります。

長く続けてきた行動には、その人なりの理由があります。

だから、元へ戻ったからといって、気づきが無駄だったわけではありません。

そのたびに、

「今、何を怖がったのだろう」

「私は何を守ろうとしたのだろう」

「今回はどこまでならできそうだろう」

と確認し直します。

一人で考えていると、

「やっぱり私はできない」

「もっと気合いを入れないと」

という自己評価へ戻りやすいことがあります。

そんなときは、自分を評価するためではなく、安心して状況を整理するために、誰かと一緒に振り返ることも一つの方法です。

目標そのものを見直した方がよいこともある

行動できないと、私たちは「どうすれば頑張れるか」を考えます。

けれど、ときには目標の方を見直した方がよい場合もあります。

本当に自分が望んでいる目標なのか。

以前は必要だったけれど、今も必要なのか。

人から評価されるための目標になっていないか。

今の生活や体力に合った量なのか。

達成方法が一つしかないと思い込んでいないか。

40代、50代になると、仕事だけでなく、家族、体の変化、これからの暮らし方など、同時に考えることが増えてきます。

以前なら力を集中できた目標も、今の生活にはそのまま当てはまらないことがあります。

目標を小さくすること。

期限を延ばすこと。

方法を変えること。

いったんやめること。

それも、「あきらめ」ではなく、今の自分に合わせて目標を整え直す選択です。

今日の小さな行動:「止まった瞬間」を一つ思い出す

今日は、達成できていない目標を全部分析する必要はありません。

一つだけ、「やろうと思ったのに、やらなかった場面」を思い出してみてください。

そして、次の三つを書きます。

「何をしようとしていた?」

「その瞬間、何を感じた?」

「次に同じ場面が来たら、どこまでならできそう?」

たとえば、

「ブログを書こうとした」

「うまく書けない気がして嫌になった」

「次はタイトルだけ決める」

でも十分です。

感情をなくしてから行動するのではなく、感情があってもできる大きさまで行動を小さくする

そこから始めてみてください。

前に進み始めているサイン

目標達成への変化は、大きな成果だけに現れるものではありません。

次のような変化も、前へ進み始めているサインです。

・できなかったときに、自分を責める時間が短くなった
・行動が止まる場面に気づけるようになった
・不安があっても、小さく試せるようになった
・必要以上に情報を集めなくなった
・人に相談したり、助けを借りたりできるようになった
・目標や方法を柔軟に見直せるようになった
・学んだことを一つずつ実生活で試せるようになった

すぐに大きな成果が出なくても大丈夫です。

以前なら止まっていた場面で、少し違う選択ができた。

その積み重ねが、やがて目標へ向かう動きになります。

一人で整理するのが難しいときは

目標達成できない背景には、仕事の進め方だけでなく、自信、過去の経験、人との関係、生活環境、体力、時間の使い方など、いくつもの要素が関わっています。

だから、「行動すればいい」と分かっていても、それだけでは動けないことがあります。

そのようなときは、一人ですぐに答えを出そうとしなくても大丈夫です。

コーチングでは、

今、何を目指しているのか。

どこで止まっているのか。

その場面で何を感じているのか。

いつもの行動パターンは何か。

今の生活の中で、どのような一歩なら続けられるのか。

という順番で整理していくことができます。

目標達成のために、無理に強い人や、何でもすぐ行動できる人になる必要はありません。

今の自分の状態を知り、感情に気づき、現実の中でできる一歩へ変えていく。

その繰り返しによって、学びは少しずつ自分のものになっていきます。

まずは今日、最近「やろうと思ったのに止まった瞬間」を一つだけ振り返ってみてください。

「なぜできなかったの?」ではなく、

「そのとき、私の中で何が起きていた?」

と問いかけてみる。

そこから、次の一歩が見えてくるかもしれません。

エトワールのサービス内容は「サービス」ページでご覧いただけます。

学んでも行動につながらない、同じところで何度も止まってしまうなど、一人では整理することが難しいと感じる方には、現在の状況をお聞きする無料相談30分もご用意しています。

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